「SDGs(エス・ディー・ジー・ズ)」。ご存知でしょうか。
当協会のブログでも何度か触れているのですが、このロゴ上にもあるように、
「Sustainable Development Goals(サスティナブル・デべロップメント・ゴールズ)」の頭文字の略称です。
直訳は「持続可能な開発目標」ですが、もう少し掘り下げると
「国連サミットで決定された、2030年までに世界が達成すべき17個の目標」です。
この根底にあるものは、
「持続可能で、誰一人として取り残す事のない、多様性や包括性のある社会を実現する」という強い理念です。
この「17個の目標」に関しての具体的な内容は、ぜひこちらをご参考に…→SDGs
また、1つの目標毎にそれぞれ10個前後の具体的なターゲットも記載されています。
当協会は、昨年の秋に開催された「SDGsビジネス大賞」でありがたくも大賞を頂いたのですが(その時のブログはこちらです)、
その時にもプレゼンテーションで大きく打ち出した、当協会の目指すSDGsのゴールは以下の4つです。
目標11.住み続けられるまちづくりを
目標4. 質の高い教育をみんなに
目標12.つくる責任つかう責任
目標17.持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
私達日本セキュリティ振興協会は
「子どもの未来を守る、安心安全なまちづくりを目指す」ために
「みんなで防犯プロジェクト」の一環として「防犯カメラの無償提供」を進めています。
このプロジェクトの仕組みを創った日本セキュリティ振興協会、そしてこの仕組みを使う事で組織や自治体は、
「子どもや地域の安全を守る」という責任を果たし続ける事になります。
また、子ども達の防犯教育啓蒙活動も協力団体を中心に行っています。
このような活動は全て、あらゆる団体や企業とパートナーシップを結ばなければできません。
もっと詳しく書こうと思えばいくらでも書けますが、
今日は別の事を書きたいので、また機会があれば。
このように、SDGsの観点から私達協会が出来ること、目指せることを設定して日々活動しているのですが、
現在世界中で蔓延しているコロナウイルスにより引き起こされている様々な問題も、
SDGsの観点で考えてみると自分たちの活動で出来る事が見えてきたり分かってきたりするのではないかと思います。
日本でいえば、
休校になった影響で給食用食材の行く場がなくなった→こども食堂やフードパントリーへ
学校の給食がないと経済的に食費の捻出が難しい→こども食堂での食事提供
営業自粛で外食企業や畜産農家や個人店が廃業危機→「コロナ救済」としてそのような方々と消費者を結び、ネット販売
等、これらだけでも既に
「目標1.飢餓をなくそう「目標2.貧困をゼロに」
「目標8.働きがいも経済成長も」「目標12.つくる責任つかう責任」等々、沢山のゴールにマッチする活動になります。
(実際に目標毎に記載されたターゲットに照準を当てると世界規模の内容になるので、ここでは目標だけで想定可能なものだけにしています)
SDGsのゴールを設定した当時は、まだコロナウイルスの「コ」の字も全く聞かない時世でした。
今、世界はコロナ前と後で大きく変わるであろうと言われています。
悪い方へ変わってしまうのか、と悲観的に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
決して悪い事だけではないと思います。
このような世界規模の危機により、過去大きく好転した変化も多々ありますし、
何よりSDGsは「2030年までに世界を変える」、良い変化を遂げるためのものです。
なかなか今はそう思えない方も多いかと思いますが、
コロナ後の世界が更に良い変化を遂げられるよう、前向きに考えていきましょう。
ご自身のお仕事や日々の生活をSDGsの観念から考えてみると、出来る事が沢山あります。